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■ Step
1.モデリングについて
世界最強のポリゴンモデラーLightWave3Dのインターフェースです。作業手順は個々のCGクリエーターのやり方があり絶対的な手法はありませんが、全体の工程の中で一番忍耐力を要求される作業です。通常は横・上・正面の各エリアに参考となる3面図か画像をバックに配置してそれをトレースしていくと形が出来上がっていきます。立体的な形は右上の画面で確認できますが、ここで必要なセンスは、平面を触って立体がどのように変化するかを感覚で覚えることが一番大切です。作業としては彫刻をする感覚をイメージしていただければ・・・。
また、次にご説明する3dsMaxでもモデリングは可能ですが、私はもっぱらLW3Dでモデルを制作しています。3dsMaxでは精密な3面図があれば比較的簡単にモデリングできるのですが、出来たモデルには冷たさが感じられるので、あくまでも手作りにこだわっています。つまり人間の感覚はアナログであり精密・正確がいいとは言えないと感じております。商品カタログ用には正確無比なモデルが必要ですが、ビーサイドミュージアムでは模型の世界を表現することをコンセプトとしていますので人間が作った物という感覚を大切にしていきます。それと個人のレベルでは精密な三面図や各正面から対象を正確に捉えた画像は入手不可能なのであいまいな情報から如何に造形するかが腕の見せ所です。またWEBでお見せするという条件下では、如何にデータを軽くするかも重要な要素で妥協点を見つけることも大切です。
■ Step
2.表面加工・シュミレーションについて
さて、次の役者は3dsMaxです。3DCGアニメーターの定番ソフトでアニメーションを制作するにはコストパフォーマンスの高い製品です。またCult3Dを制作するにあたっては無くてはならないソフトでもあります。ここではLW3Dで制作したモデルを*.3dsというフォーマットで書き出しこのソフトに読み込みます。
このソフトでの加工はまずモデルの表面の色や質感を設定していきます。表面の加工ではその実物の表面を撮影した画像を貼り付けることも出来ますが画像を使えば使うほどデータは大きくなりPCの能力もそれだけ要求されます。皆さんが最新のPCを持っておられるとは言えませんのでここでも精密さとデータの大きさのバランスを考えなければなりません。一般に公開されているCult3Dでは表面を画像で表現したものは多いのですが拡大したときにその画像がボケてリアリティが低下するのが欠点です。私は立体感を優先するのを基本として、例えば自動車ではホウィールなども3DCGデータで制作しています。しかしこの手法もエンジンなど細かいパーツが多い物を制作する場合はデータ量が大きくなり、痛し痒しですが・・・。
さてモデルの基本的な加工が終わった段階でCult3Dのフォーマットに書き出します。シュミレーション(モデルに動きを与える)はこのソフトでも可能ですがCult3Dで行います。ここでは動きをあらかじめ見てCult3Dでの設定の参考にする程度です。ただし重要な点は動かすパーツの重心位置をすべて移動して確認しておくことです。そして最終工程への書き出しはこのソフトのCult3Dプラグインで行います。
■ Step 3.オーサリングについて
いよいよ最終段階です。このソフト:Cult3DdesignerはCycore社から無償で配布されていますのでどなたでも入手可能なものです。3dsMaxから引き継いだデータにここで動きを加え、キーボードやマウスで操作できるようにします。このソフトは独特のインターフェースを持っているのでちょっととっつき難いですが、作業効率を良く考えて作ってあります。各データのアイコンや動作命令のアイコンを画面下のステージにドラッグしていき繋ぐという驚くほど単純な作業です。しかし単純な作業なだけに頭でしっかり考えないと何がなんだか分からないということもあります。私の専門外ですがプログラムを組んだことがある方にはやさしいソフトだと思います。ようはプログラムを組む時の文法を理解している必要があるということです。
ここまでくれば99%完成です。思い通りに動いてくれたときは感動ものです。そしてデータのチェック後HTMLに組み込めるデータで書き出します。私の場合は500kくらいまでのデータになるよう気をつけております。最後にこのフォーマットの最大の長所はその圧縮率の高さと煙や水などの流体を表現できることです。煙を吐く蒸気機関車やロケットの噴射、噴水など結構リアリティのある表現が可能ですが、設定はかなり困難なもので経験が要求されます。また、これらに音が加われば最高の臨場感を表現できますが、音源のフォーマットが重いタイプ(WAV)なのでPCに負荷をかける点です。この点が改良されれば表現できる世界は飛躍的に広がるでしょう。
■ Step 4.HTML/Acrobatについて
さていよいよ完成です。HTMLに組み込むにはDreamweaver(Macromedia社)を使える環境であればCult3Dの組み込みプラグインが使えますので驚くほど簡単です。ただHTML上でアイコンによるコントロールをする場合はJavascriptの知識が必要になります。あと重要な点はCult3DのWEBでの公開についてはライセンスを取得する必要があることです。ライセンスを取得しないと著作権侵害になります。ライセンスは有料ですが詳しくはCycore社にお問い合わせください。(無料でライセンス発行をしてもらえる場合もあります。)
もうひとつのCult3Dの特徴はAcrobat(Adobe社)に組み込んで電子本を作成できることです。Acrobatの利点はガードをかけることによりコンテンツの改ざんや抽出ができない点です。HTMLでは簡単にコンテンツの複製が可能なので著作権を守れません。しかしAcrobatフォーマットであれば著作権の保護もある程度可能です。またビーサイドミュージアムではHTMLも暗号化しておりますのでコンテンツの不正DLを防ぐ処置をしております。
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