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飛行機100年物語

黎明期(れいめいき)...その夜明け

 
2006/8/25

第一次大戦開戦・・・

写真の右の人物がイゴー・エトリッヒその人です。オーストリアに生まれドイツのライプツィヒで学生時代を過ごしました。彼の最大の興味は航空機にあり、機械工場のオーナーであった彼の父のもとで飛行機の研究をスタートさせました。
当時の航空機設計家と同様幾多の失敗を経験した後、ライト兄弟のライトフライヤーを研究して複葉機か単葉機か、いずれを作るべきか検証を重ねました。そして彼の出した結論は単葉機を設計することでした。
機体の性能を左右するエンジンの選択では、ポルシェ社を創設したあのフェルディナンド・ポルシェ博士がデザインしたアウストロ・ダイムラーのエンジンを選んだのです。このエピソードからも解る通り、自動車の発達と共に航空機が進化していくというこの時代の背景が見て取れると思います。そして不幸なことではありますが戦争に本格的に投入された航空機でもあり、戦力としての航空機の可能性の道を開く結果となりました。
その独特のフォルムは前ページのブレリオとは同じ単葉機ながら異質なものを感じさせます。

 

フォルムはまるで鳩が上昇気流にのるために翼を一杯に広げているような・・・動物的なデザインです。1910年製

生産そのものはライセンス生産が多く様々なサイズの機体が存在しました。代表的なサイズは
全幅:14.3m 全長:9.9m 全高:3.2mでエンジンにはアルガス4気筒やメルセデスの6気筒のものが搭載されていたようです。性能もそこそこのもので時速100km、航続距離140km、実用上昇限度は2,000mもあり航空機としての実用性としては充分なものでした。この性能故に武器としての価値が見出されたのです。そしてドイツ軍にとって前線の偵察・観測には無くてはならない存在でした。やっと当時の普通の自動車より速度が上回ったのですから・・・。

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第一次大戦前から・・・開戦時の車は?

1910年製のフランスのセダンです。メーカーはル・ゼブルです。
排気量 601cc, 単気筒で7馬力、最高速度50kmです。今で言えば軽4輪車クラスでしょう。低燃費を売り物にしていました。もともと金持ちのステータスシンボルだった自動車を庶民?の乗り物にしたかったでしょうか???はたまた倹約家の多いフランス人にアピールしたかったのかも・・・

同じく1910年製のダラクというフランス車です。
排気量は不明ですが, 4気筒で15馬力、最高速度も不明。
前車に比べるとスマートです。こちらはお金持ち用ですかね?
フランスのメーカーなのですが1912年にはイギリス資本の買収を受けています。フランス人はイギリスが嫌いなので売上には影響したかも知れません。

第一次大戦の年のフランス車。ちょっと乗合バス風のデザインですが、もちろんリムジンです。
4気筒 2,949cc, 16馬力、時速70km デラハイエ・クーペ・ショーファーです。デラハイエのなかでは最も知られている車だそうです。でも日本人にはまったく知られていないとは思いますが・・・。

次のページではいよいよ第一次大戦に突入です!